呼ばれている

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前日に、久々の再会をしたピストな後輩。

そんな彼が、店番をしているって事で、久々に、都内に行く。

他の用事があったけど、後回しにして、都内に行く。

久々に国道を通ったが、
空いている。

あっと言う間に、下北・
代々木・・・。

どれだけ、人が居ないのやら・・・。

店に到着すれど、外を歩いている人があまり居ない。

そして、店内で後輩と色々話す。

そんな彼も、会った頃に、将来こうなるかなぁ?って予想をネタに、よくファミレスなどで話していた。

そして、時は流れて、今の後輩を見れば、ワタシの思っていたような状態になっていた。そして、そのプロセスを色々聞いてみると、やはり正直、楽しみたくてピストに乗るも、雑誌や、異常な話題性で、たまに、疑問に思うのだとか。

でも、彼は、昔にワタシが語ったお陰様の気持ちを持つようにって事を、決して、忘れずにいるらしく、
時には酒など呑むと、涙も出るそうな話もしていた。

実際、聞かないと、わからない事は多いものだ。

そして、夕方、何故か? 後輩の店に、お客さんが来た時ので、久々、馴染みの眼鏡屋に顔を出そうと、後輩の店を出て、急に行った。

すると、御世話なっていたトップでナンバー2だった方が、最近、御亡くなりになった事をつげられる。

その方には、その昔、店が小さな頃からの長い付き合いだった。

ただ、ワタシの出す、ワガママなオーダーと突拍子な行動で、かなり迷惑をかけてしまっていた事が、来店するたび、いつも気掛かりだった。

でも、基本的には、ジェントルマンだったから、いつも、笑顔で店の奥から顔を出したりして気を使ってくれる人だった。

何故か?

訃報が続く。

しかも、店に呼ばれた様にも思える。

「迷惑ばかりでスイマセンでした。手伝ってくれた事に感謝いたします。」と、

また空に向かって心の中で言ってみた。

たまたま、店で、ナンバー1にも会えたから、少し話を聞いたが、他人に、心配かけないように笑顔で、
気を使ってくれた。

テナント募集や、シャッターに貼ってある移転の紙を見ながら変わっていく街を歩いて、後輩の店に帰る。

すると、そんな気持ちを知ったかの様に、また知り合いのBMX乗り二人の後輩に会って笑いもおこる。

あの街は、誰か知り合いに会う機会が多い。

それだけ昔も今も、染まっているのかもしれない。

帰り際、名前を呼ばれ振り向くと、また後輩に会った。

その後輩は、その昔は、
実に優しい青年だった。
これまた、時は流れて、
再会した後輩は、
葉っぱの匂いプンプンの、痩せたカラダに、キツい
目付きに変貌した元坊っちゃん大学な後輩になっていた。

もう、話す事もあるまい。

昔の、その人の頭では無いだろう。だから、まともな会話が出来ないだろう。

終始、彼は、意味不明に、笑っていたね!!

そういう風に、あの街は、人生もオチていく場所でもあるのだろう。

でも、ワタシに声をかけてきた行為には、感謝だよね!

彼の記憶には、ワタシが、居たのだからね!!

そんなこんなで、駐車場に戻って駐車券を入れたら、太子様な、お札くらい料金が、かかって久々ビックリ!!

恐いね!

都心部ってね!!