その人の心に・・・。

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現れた 後輩は 目が腫れていた。


そのうち 姿が見えなくなる。


遊具の隅に 背中を丸めうつむいていた。


心配になり、声をかける。


新盆となり、今となって その人の大事さを感じているようだ。


「泣くより 感謝を心で唱えることが 供養になる。」


そう告げて 側を離れる・・・。


あまり人前では泣かないオトコも 我慢の限界だったようで、


その 泣いた行為の後は、普通に 笑顔になっていた。


実に、人間らしい行為に、少しの変化の一瞬を見た。


泣くことは、強くなる前のマジナイみたいなものだ・・・。


「生かしてもらって ありがとう!! 」


それだけでも、十分だと思う。


中々 ほっておけない 後輩なのでした。