眠らない街。

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眠らない街。

新宿。

その、東口。

縁あって、若手俳優さんと会う。

いつもより気温が高く、
昼間は、汗が流れた。

新宿のコインパーキングは嫌いだ。

予想がつく時と、つかない時の差が激しい。

まぁ、本当に久しぶりだね新宿。

昔は良く遊んでいた。

でも、今は、タイ料理屋
くらいしか興味が無いかもしれない。

やっぱり、役者や俳優は、同じ年齢になると壁に当たるのか?

それとも、先行きが見えない、今の経済的な事が原因なのか?

夢を見続ける事が良いのか?

夢を捨てて次に行く方が、良いのか?

まったくもって、答えは無いかもしれない。

やり方だし、見せ方だと思う。

そんな、俳優さんも、
レッスンと言う名のビジネスで、監督に、「君は、爽やかだから、暴力的な事や役は、似合わない」と、
言われたらしい。

ワタシは、またかぁ!って思う。

そんな言葉が、役者や俳優をダメにするのかもしれない。

監督が、その爽やかな人間を、狂気に見せる事が出来ないだけで、やり方次第では、変貌する。

だから、その話を俳優に、すると、少し理解をしたらしい。

最後頃には、今まで見た事も無い 笑顔 が出た。

ワタシは少し安心した。

やっている事は、
役者な後輩の時と、まったく一緒だ。

やはり、壁は、似ているのかもしれない。

そして、なんとか、自然になる事を望みたい。

次回会う時には、
自然な笑顔でいて欲しい。

帰り際に、馴染みのカフェに寄った。

知っている顔は、すべて
辞め、新人しか居なかった。

また、変わってしまったようだった。