ドラココス

200908270012000.jpg
ある日、森の中を、さ迷う少女が、ひとり。

少女が、少し悩んでいた時に、

優しいお婆さんが、自分自身が悩んでいた時の対処法を教えてくれた。

悩んでいるなら仲間を作り、皆で悩みを打ち明け、
助け合いなさい。

そう、お婆さんに言われ、少女は他人に、色々悩みを打ち明けた。

ワタシの側には、お婆さんの言っていた言葉を信じている仲間が沢山居る。

一歩・一歩・前に進み、
重たく大きなドアを開けていく。

時に困難にあった時も、
お婆さんの言葉通りに、
一歩・一歩・前に進み、
またドアを開ける。

そんな時、ドアの先に、
光り輝く人物がボヤけて見えた。

少女は、その光の本当の姿を見たくなり、光りの方に勢いよく飛び込んでいった。

飛び込んでいっても、まだ光りは、目線の先にあり
近付けない。

なぜだろう? お婆さんの言葉通り進んできたが、
中々たどり着かないでいる。

そして、その時に今まで、してきた自分自身の行動に疑問を感じた。

そんな時に、今までアタマの中にあるものが、
少しバカらしく思うようになり、森の中で1人考えた。

少女は、あの時、お婆さんから暗示の催眠術をかけられていた事に気付いた。

しまった!
その催眠術のかかった自分自身を 真上から見てみた。

少女の顔は、
幸せどころか、顔に疲労さえ見えていた。

そんな中、少女は、別の森の中を歩いていた時に、
お爺さんに、
今までの森の中の事を話した。

そして、お爺さんは、こう言った。お婆さんの催眠術は、心の隙に入って行われた、ズルい催眠術だと。

辛い悩みを、皆に語って、皆が納得をする事で、
解決出来ていると思っている。

がっ!

解決と言うのは名ばかりで、まだアタマに昔の悩みは消えていないはず!

本当の催眠術ならスッキリしているはずだと!

なぜ、助け合い重たいドアを開けるのか? っと・・・。

自分自身の悩みなのだから、1人でドアを開けるべきだと、息を荒くして語られた。

そして、勇気を出して、
分かち合った仲間との決別を決意した。

決意をした瞬間、行動した少女は、自然と自分自身
1人でドアを開け進んでいた。

そんな葛藤の中、少女は、本物の光を浴びていた。
そして、浴びながら泣いていた。

そして本物の光の先に、
細い橋がかかっていた。

今にも壊れそうな細い橋を自分自身で確めながら、
前に進もうと決心した。

何も無くなり、色々な種類の荷の降りた少女からは、安心したのか?
本物の笑顔が出ていたのでした。