「風潮疑心暗鬼」
人の心には鬼が居る。
疑えば、疑うほど、その人の心の中に、鬼が顔を出す。
ただ、残念な事に自分自身は、気付かない。
いや、気付けない。
ブッタの教えは、ドコから来て、ドコに行ったのか?
つい、この間も、ワタシのアタマの中で、冷静沈着な考え方が、のいろーぜと、言う言い訳で、出来ずにいた。
結果、不信感を背負った。
しかも、簡単ツールで、
簡単に、感情を出し、簡単に、言い放った。
心の鬼が出てしまった。
人から優しいなんて言われていても、鬼が顔を出す。
今回の災害は、色々な事を考えさせられる。
特に、風邪をひいて、寝た後に、罪悪感すら感じる。
冷静な心がけが、一番なのに、なぜか? 皆で、
パニックを楽しんでいるかの様に見えてしまう。
簡単なツールで、簡単に、無計画な情報と言うメールが届き、優越感を得て、
満足している。
風邪薬を買いに行った時に思った。
鼻水や喉やアタマの痛みをとりたいワガママな自分自身が居るかと思えば、
カートに、山ほどカセットコンロや、ボンベを買って高級外車で帰って行く。
「なんで?」 って思いながら、その日のニュースの中で、買いだめの件についての事を話していて現状を把握する。
優越感を得るために、勝手に想像して、心の中に、鬼が出ている事に気付けない。
パニックになると、現れる心の中の鬼が、他人の迷惑となり、自分自身すら首をしめる結果になる事を学ぶべきだと思う。
いや、ワタシ自身は、出来ていなかったのだから言うべきでは、無いのだが、
思ってしまった。
誰が? ドコから? そんな「情報」を仕入れてくるのか?
その情報を、すべて信じて他人に言わないと、生きている感覚すら麻痺する人達。
その感覚が、邪魔をする。
その感覚に、疑問を感じる事。
それが、危機感なのでは、ないのか?
朝イチに、国の上の人間とパイプで繋がっている方と、安否確認も兼ねて連絡をした時に、驚く話を色々と聞かせてもらった。
あまり話せる内容では無いが、そんな重大事を、
今を生かされている人間に、国の上の人間は、言えるだろうか?
とにかく、違う方面の内容は、狂っているのだそうだ。
もう、考えないほうが良いだろう。
考えても無駄なような気がする。
仕方ないって言葉は、使いたくないが、仕方ない。
生きている場所が違いすぎる。
そんな場所違いな人間達が、細々だが、個々チカラを合わせて、全てを明るくしようとしている。
ニュースのリポーターが、現場の状況を、その足で、出来るのに、食べ物などや、笑顔を運べないはずが、ない!
ただ、「行けない」 では、なく、「行かない」のでは、ないのだろうか?
その場所に、小さな花が咲く頃、記憶の中に刻まれ、つづけるのだろうか?
阪神大震災の経験は、
あまり活かされて、いないのだから厳しいかもしれない。
被害地では、ガスが出ている時があるから、ライターで、タバコに火をつけないって事などの注意事項などは、わかっているのか?
当たり前だが、停電中で、ロウソクを室内で使う時に、窓を少し開けるとかも、言わないとダメなんじゃないかな? って、思う。
だって、今の人間に、常識は、あって無いようなものだからね!
悲しいかな、そこまで、
言ってあげないと、ダメな人間が多いって事になるのだろう。
明るい光は、どんな色だろうか?
暖かな色であって欲しい。